PACガーディアンズ

お知らせ

2021年2月9日

令和2年度定例勉強会 YouTube公開しました

カテゴリ : お知らせ,報告

1月22日に開催いたしました、定例勉強会の内容をYouTubeにアップいたしました。

興味のある方、是非ご覧ください。

 

2017年6月17日

入所施設における、入所者の成年後見制度利用状況調査 結果報告

カテゴリ : 報告
PACガーディアンズと千葉県手をつなぐ育成会が共同で、知的障害がある方々の入所施設を対象として成年後見の利用実態に関するアンケートを行いました。結果をまとめましたので御覧ください。こちらのページからダウンロードできます。
→http://pacg.jp/inpage/contents_shiryou1/
ファイルは、「詳細版」「概要版」そして最後に「まとめ」の構成となっています。すべてご覧いただきたいところですが、ポイントを幾つか挙げます。

【わかったこと(一部)】
・成年後見制度の利用率は、入所者の22.2%。うち、後見割合は98.6%。親族後見割合は69.4%。
・申立理由は、「家族が将来を見据えて」が32.4%、「施設の勧め」23.1%。
・専門職後見人・法人後見のうち、「年1~2回訪問」「ほぼ訪問はない」「電話のみ」が41.8%。

【考えられる課題】
① 第三者後見人の活動のバラツキ。質の差。
② 財産管理のみで、身上監護の視点がすくない。意思決定支援の観点がすくない。
③ 第三者後見人の活動に疑問があっても、それに対して意見を言える場がない。
④ 後見報酬が本人の生活を圧迫し、長期にわたるため本人の資産を目減りさせる。
これでは、第三者後見人をつけられない。
⑤ 資産状況を、後見人しか把握できていない場合が多い。どう使われているかも不明。
支援者として本人のために有効に使う視点を持っても、実現しにくい。

ご本人(被後見人等)の訪問・面会の頻度が大変少ないことは、現在の成年後見制度の趣旨を考えると問題であると考えます。これに気づき、懸念を表明している施設職員も見られます。またこれと関連して、十分に報酬に見合った活動をしているのか疑問との指摘もありました。知的障害のあるご本人の生涯を見据えた生活の設計が、ファイナンシャル・プランニングの観点からも必要になってくるのではないでしょうか。
ほか、結果を整理していてみなで話し合ったのは、身上監護のあり方について共通理解が不十分という点でした。そのこともあってでしょうか、近年は後見人等と支援担当者との間で意見の相違や対立が見られる場合もあることが指摘されていました。成年後見人等の中には、たいへん熱心かつ適切な事務執行に取り組む方々がいらっしゃることを私たちは知っています。しかしいっぽうでは、まだ課題も見受けられるようです。

成年後見制度利用促進基本計画が提出されるような時代です。制度開始から10年以上を経て、課題もいろいろ確認されるようになってきました。基本計画のひとつとして「権利擁護支援の地域連携ネットワークづくり」が指摘される今だからこそ、今回のアンケート結果を見直して、今後のあり方に役立てていただきたいと願っております。

2014年12月26日

意思決定支援推進国際シンポジウムのご報告

カテゴリ : 報告

1220日、國學院大學にて意思決定支援推進国際シンポジウム「英・韓・日における成年後見と意思決定支援の現状」が開催され、意思決定支援の理念、理論、実践を学び、世界的な動向を把握・理解しながら日本における意思決定支援のあり方を深める真剣な意見交換が行われました。

2014年1月に日本は140番目の批准国として障害者権利条約を締結しましたが、日本の成年後見制度において、意思決定支援の考え方に基づく支援は不十分な状況にあります。英国では2005年に意思決定支援法が施行され、IMCA(Independent Mental Capacity Advocate)と称する第三者代弁人が活動しています。韓国においても2012年、意思決定支援の理念に基づいた成年後見制度が開始されました。

 日本弁護士連合会では、現行の成年後見制度に代わる意思決定支援を軸とした法制度の検討を進めており、2015年101日の第58回人権大会(千葉開催)で,「成年後見制度から意思決定支援制度へ」とのテーマで,シンポジウムを開催します。今後の推移を注意深く見守っていきたいものです。

2014年5月27日

定例勉強会のご報告

カテゴリ : 報告

5月17日にPACガーディアンズの定例勉強会、”知的障害のある人の成年後見と意思決定支援”という内容で、当法人の新理事長で、筑波大学大学院人間総合科学研究科の名川勝新理事長の講演を開催いたしました。大勢の参加をいただきまして、立ち見がでるほどの満席状態でした。
関連法や国連障害者権利条約、英国の意思決定支援法に触れながら、意思決定支援の背景の確認、その構造と手順、現場でどうやってどこまでやればよいか、という流れに沿った内容でした。
自分がやってきたことが、はたして、意思決定支援になっていたか・・・支援と代行の切り分けを意識するとどうなのか、振り返るいいきっかけになりました。

2014年5月7日

事例検討会のご報告

カテゴリ : 報告

4月26日に、成年後見事例検討会を船橋市中央公民館にて開催し、35名の当法人事務執行登録者が参加されました。当法人で受任している事務執行の例について報告し、それについて検討する内容で年に2回ほど開催しています。PACガーディアンズの成年後見等事務執行者の養成プログラムとしても、重要な役割を担っています。
この日は1人暮らしの男性(40歳代、知的障害、保佐類型)について報告がありました。居宅の改修などについて悩みつつ職務にあたっている様子が話され、それについて参加者から多くの質問と意見が出されました。かなり活発で、かつ本人意思尊重のあり方を巡る良い議論だったと思います。
最後に佐藤理事長から意思決定支援を含む講評が行われ、小川センター長からの挨拶で締めくくられました。佐藤理事長の「悩まない人はうちの後見人になってほしくない」の言葉が印象に残りました。

2013年11月21日

事務執行者会議開催のご報告

カテゴリ : 報告

2013年11月9日、船橋市中央公民館にて事務執行者会議を行いました。

当法人が受任した法人後見の事務執行者として活動している方16名が参加されました。

事務執行活動を行う上での確認事項について事務局より話があり、その後は個々のケースで支援を行う中で困っていることなどを共有し、各自の知恵を出し合いました。普段から本人にとって一番よい支援は何かを考えながら活動している事務執行者同士が活発に意見交換を行いました。

2013年11月14日

第11回成年後見事例検討会を開催しました

カテゴリ : 報告

2013年9月26日、船橋市中央公民館にて第11回成年後見事例検討会を開催いたしました。

当法人で成年後見等事務執行者として活動されている方及び事務執行候補者として登録されている方、総勢30名が出席されました。
参加者の自己紹介の後、現在事務執行者として活躍されている方より事例発表を行い、質疑応答を行いました。
事例の中で出てきた年金、健康保険、福祉サービス、雇用保険、定年後の職についてなど様々な質問や意見交換が行われました。支援を行う過程であらゆる問題が生じることがあります。全ての分野においてエキスパートであることは難しく、生活者の視点での気づきを大切にし、発生した問題に関しては各分野の専門家に助言をもらいながらよりよい支援を行っていく大切さを実感した検討会でした。

2013年9月26日

成年後見人候補者養成講座のご報告

カテゴリ : 報告

H25年9月7、8日の2日間にわたり、きぼーるにて第6回成年後見人候補者養成講座を行い、24名が受講されました。
成年後見制度の理念と概要に始まり、成年後見人の職務、財産管理の方法と留意点などについてや、高齢者や障害者の理解と福祉サービスについて、各専門家から説明がありました。演習と討議の講座では、申し立ての実務について、グループワークを行いました。
後見人の職務の講義では「本人(被後見人等)から夫の墓参りに行きたいが一人では行けないという話を聞いた。後見人等はどうすればよいか?」「親族から本人の財産状況を教えてほしいと言われた。どうするか?」など後見業務で実際に起こりうることについて考える内容があり、受講者の方々も真剣に考える場面がありました。
講座を受講された方が今後後見活動をされるときに、今回の講義の内容を念頭において支援していただければと思います。
講座の後に行われた懇親会でもみなさん熱心に情報交換されていました。

2013年3月22日

第10回成年後見事例検討会を開催致しました。

カテゴリ : 報告

2013年3月16日、船橋市中央公民館にて第10回成年後見事例検討会を開催いたしました。
当法人で成年後見等事務執行者として活動されている方及び事務執行候補者として登録されている方、総勢42名が出席されました。
参加者の自己紹介の後、現在事務執行者として活躍されている方より事例発表を行い、質疑応答を行いました。
事例に関する具体的な質問の他に「事務執行者の仕事はこんなに大変なんでしょうか?自分にはできないかも」というような率直な意見も出ていました。
様々な事例を検討しながら、個々の支援に役立てていけるとよいと考えています。

2013年3月1日

初心者のための市民後見人養成講座in船橋

カテゴリ : 報告

2013年2月16、23日の2日間、初心者のための市民後見人養成講座が船橋市社会福祉協議会主催で行われました。PACガーディアンズ講師陣が講師として受講生に講義致しました。船橋市の広報ふなばしにて公募され、「初心者のための・・・」のタイトルからか、受講生の年齢も20代から80代までと幅広い講座でした。50名を超える受講生が熱心に講座に参加されました。

事例検討の講義では、初めて会う受講生とのディスカッションに戸惑う方もいらっしゃいましたが、世代を超えた議論が行われていました。市町村単位での市民後見人の養成が求められています。成年後見制度を理解し、障害を持つ方や高齢者への支援をされる方が増えていくことを願っています。

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